まずはカット済みの板(正面と背面15×90×590、側面15×90×340、蓋15×90×670、)それぞれ5枚をダボ継ぎして、ボックス側面4枚と蓋1枚の板を作っていきます。
因みにサルは今回「ダボ継ぎ」初挑戦です。
知識だけは充分に蓄積しているので、根拠の無い自信があります!
大西工業 No.22MS ダボ錐マーカーセット 6mm用セット 110601ダボ継ぎのために用意したものです。左が6mmのダボです。真ん中は6mmのダボマーカー。右がドリルガイドです。当然ですが電動ドリルも使います。
ダボにはよく6mmと8mmが売られていますが、今回は厚さ15mmの板なので、8mmでは厚さの半分を超えてしまうため、太すぎるようです。
実際に使ってみた感想ですが、ダボマーカーはダボ継ぎにマストです。ドリルガイドは、結果うまく使えませんでした。
垂直に穴を開けるために用意しましたが、15mmの面ではうまく固定できず、途中からは自分の垂直感覚を信じて穴を開けました。
継ぎたい板の片方に、6mmの穴を開けます。厚さが15mmしかないので、出来るだけ中心にします。
穴の間隔は適当でしたが、590mmには3ヵ所開けました。
その穴にダボマーカーをセットして、もう片方の板を位置を揃えながら上から重ねて、木槌などで上から軽くたたくと、小さなくぼみが付くことで、同じ位置に穴を開ける為のマークになります。
慣れてくると、意外に楽しい作業でした。
5枚をダボ継ぎして、クランプで固定します。本来は、5枚の板を圧着するように左右からクランプで固定しなければいけないのですが、そんなに長いクランプが無かったので、木槌でしっかり叩いて圧着して、この状態で固定しました。
もう一つの理由は、ダボ継ぎした板全体を、平らにする目的がありました。板の基本らしいのですが、集成材で以外、ほとんどの板に木表と木裏があり、基本的に反りがあります。
なので、5枚の板も木表と木裏が交互になるよう並べます。側面からよく見ると波打っているようになります。
木表・木表・木表...と継いでいくと、樽が出来るということでしょうか。笑
耐水・木工用ボンドのゴリラ。今回の作業を始める寸前に気付いてホームセンターで買って来ました。
ダボ継ぎに頭がいっぱいで、使うボンドの種類までは考えていませんでした。
ボンドと言えば黄色いボトルに赤の木工用ボンドしか考えていませんでしたが、耐水性が無い?
今回は外に置く宅配ボックスのため、耐水性は重要。あぶなかった~。
ゴリラの接着力はかなり強力でした。固まるのも意外に早く、暫くして修正のため剥がそうとすると、木の方が割れるほどでした。
ゴリラ 強力接着剤 木工用 ウッドグルー532ml 木工用ボンド G-WG-532側面の板が出来たら、組み立てていきます。ゴリラで仮止めして、乾かないうちに上からにビス止めしていきます。
5枚貼り合わせた板なので、側面を見ると、微妙に波打っているのが分かります。このあたりの歪みを、ビス止めする際、真直ぐに強制して止めます。
設計図を作る段階から、ビスが外側から見えないような作り方を考えていました。
見た目の事もありますが、崩壊したウッドデッキなどを見ていて、ステインを塗っていても、多くはビス周りから水が入って腐食していたように思います。
箱ぽくなってきたぞ~!
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